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《新型肺炎》接触者を隠ぺい、エバー航空パイロットに罰金/台湾


ニュース 社会 作成日:2020年12月23日_記事番号:T00093830

《新型肺炎》接触者を隠ぺい、エバー航空パイロットに罰金/台湾

 22日に30代台湾籍女性(第771例)の新型コロナウイルス域内感染が確認された問題で、桃園市政府衛生局は同日、20日に感染が確認された長栄航空(エバー航空)のニュージーランド籍男性パイロット(第765例)が7~12日に女性(第771例)と濃厚接触していた事実を告げず、市中感染のリスクを高めたとして、伝染病防治法(感染症予防治療法)により、30万台湾元(約110万円)の罰金を科すと発表した。23日付蘋果日報が報じた。

/date/2020/12/23/18eva_2.jpgエバー航空は、社内や航空機の消毒を行った(22日=中央社)

 同パイロット(第765例)を巡っては、入境後の外出制限「居家検疫」終了後の「自主健康管理」(手洗い、外出時のマスク着用、公共の場所への出入りを控えるなど)期間に頻繁に外出していたことや、症状が出た後もマスクを着用せず、同じ12日の台北(桃園)発米国行きの便に搭乗していた台湾籍女性パイロット(第760例、18日発表)と日本籍パイロット(第766例、20日発表)に感染させたことも明らかになっている。

 エバー航空は、内部調査を行い、同パイロットの規定違反が事実と判明すれば解雇すると表明した。

 蘋果日報によると、同パイロットは日本在住の日本人の妻と子供がいる。

 林佳龍交通部長は22日、航空会社が従業員の感染対策の管理を徹底できない場合は減便を検討すると表明した。

 中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)は23日、30代台湾籍女性(第771例)の接触者173人に検査を行い、170人の陰性を確認したと発表した。