ニュース その他製造 作成日:2020年12月24日_記事番号:T00093858
台塑集団(台湾プラスチックグループ)の台塑生医科技(フォルモサ・バイオメディカル・テクノロジー)は23日、リン酸鉄リチウムイオン電池によるエネルギー貯蔵コンテナシステムを開発したと発表した。24日付経済日報が伝えた。
台塑生医は工業技術研究院(工研院、ITRI)、家電大手の大同(TATUNG)と共同で、11月から「彰浜エネルギー貯蔵モデル地域」で同システムを運用している。台塑生医は2008年に新エネルギー分野に参入。リン酸鉄リチウムイオン電池の技術チームを結成し、事業化を目指してきた。既に無停電電源装置(UPS)向けのリン酸鉄リチウムイオン電池の主なサプライヤーとなる成果を上げている。
エネルギー貯蔵コンテナシステムは1.5メガワット(MW)の大出力を持ち、将来的にエネルギー貯蔵分野でさまざまな応用が期待される。
改正再生能源(再生可能エネルギー)発展条例に基づき、電力消費量の多い大口利用者に再生可能エネルギーで発電された電力の使用を一定割合義務付ける「大口顧客条項」が来年1月から適用されることを受け、台塑生医は企業に積極的な売り込みを図っている。
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