ニュース 電子 作成日:2020年12月25日_記事番号:T00093869
電子機器受託生産大手、緯創資通(ウィストロン)は24日、新竹県の国際人工知能(AI)スマート園区産業専用区の用地8,000坪余りの使用権を11億7,800万台湾元(約43億4,000万円)で取得した。3年以内に▽AIと第5世代移動通信(5G)▽モノのインターネット(IoT)▽サーバー▽スマート医療──関連技術の研究開発(R&D)センターと、AI用グラフィックスプロセッサー(GPU)関連のベアボーン(半製品パソコン)、マザーボードの生産ライン、表面実装技術(SMT)ラインを設置する。早ければ2023年に稼働予定。25日付工商時報が報じた。
新竹県の楊文科県長(中)は24日、ウィストロンや智邦科技(アクトン・テクノロジー)、義隆電子(ELANマイクロエレクトロニクス)などの進出で、経済発展が見込めると語った(24日=中央社)
ウィストロンは近年、台湾でAI・ソフトウエアの人材育成に注力している。15年に高雄市にソフトウエアR&Dセンター、18年、20年第4四半期に同市にR&Dセンター第2、3オフィスを設置した。3年内にR&Dセンターの従業員を520人へと現在の320人から増員する計画だ。また、20~21年に5,000万元を投じ、米マイクロソフト(MS)のAI研究開発センターとAIサービスや人材育成などで提携する。
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