ニュース 医薬 作成日:2020年12月25日_記事番号:T00093879
台湾製の新型コロナウイルスワクチンの開発に遅れが生じており、開発中の3社はいずれも年内に第2相臨床試験を開始できない見通しとなった。25日付中国時報が報じた。
中国時報によると、開発が最も進んでいるとされた国光生物科技(アディミューン)は、抗体価が当初予想を下回り、審査を通過できずにいる。高端疫苗生物製剤(メディゲン・ワクチン・バイオロジクス)、聯亜生技開発(UBIアジア)の臨床試験被験者はまだ観察期にあり、分析が可能になるのは来年1月以降だ。このため、3社とも年内に第2相臨床試験の認可を得るのは絶望的となり、衛生福利部(衛福部)疾病管制署(疾管署)による最高3億台湾元(約11億円)の研究開発(R&D)補助も受けられない見通しとなった。
陳時中・衛福部長は当初、来年6月にも台湾製のコロナワクチンを発売する構想を打ち出していたが、専門家は現状からみて、ワクチンの認可時期が来年8月にずれ込むとの見方を示した。
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