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《新型肺炎》エバー航空に罰金100万元、操縦士の管理不十分/台湾


ニュース 運輸 作成日:2020年12月25日_記事番号:T00093889

《新型肺炎》エバー航空に罰金100万元、操縦士の管理不十分/台湾

 22日に30代台湾籍女性(第771例)の新型コロナウイルスの域内感染が確認された問題で、交通部は24日、20日に感染が確認され、女性(第771例)と濃厚接触していたニュージーランド籍男性パイロット(第765例)の管理に落ち度があったとして、「厳重特殊伝染性肺炎の予防治療および救済振興特別条例(防疫特別条例)」違反で航空大手の長栄航空(エバー航空)に100万台湾元(約370万円)の罰金を科すと発表した。25日付聯合報が報じた。

 エバー航空は、交通部の決定を真摯(しんし)に受け止めると表明した。同社は23日、同パイロットを解雇した。

 エバー航空は交通部民用航空局(民航局)、中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)と、従業員の管理体制強化に向けて協議を進めている。

 同センター指揮官の陳時中衛生福利部(衛福部)長は24日、エバー航空が25日までに感染対策の実行計画を提出しなければ、全ての航空会社の従業員の隔離期間を延長すると表明した。

 現行規定では、台湾籍の航空会社は勤務時にマスク着用が義務付けられ、パイロットは入境後3日間の外出制限「居家検疫」、客室乗務員は入境後5日間の外出制限「居家検疫」が求められている。