ニュース 電子 作成日:2020年12月28日_記事番号:T00093893
IC設計の九暘電子(ICプラス)は27日、株式交換により全株式をIC設計最大手、聯発科技(メディアテック)子会社の絡達科技(Airohaテクノロジー)に売却することを董事会で決定した。売却総額は15億1,000万台湾元(約55億7,000万円)。基準日は来年4月30日。28日付工商時報が報じた。
九暘電子の羅瑞祥董事長は、半導体製造に必要なフォトマスクの価格が小規模なIC設計会社に負担できないほど上昇しているためと説明した。
九暘電子は10/100メガビット毎秒(Mbps)・ギガビット対応のイーサネットトランシーバー・スイッチ、給電技術「PoE」向けICなどを設計している。証券会社によると、顧客は明泰科技(アルファ・ネットワークス)や普聯技術(TP-リンク・テクノロジーズ)など。
メディアテックにとっては今年3度目の買収案件となる。同社は米インテル傘下、エンピリオンの電源管理IC(PMIC、パワーマネジメントIC)生産ライン、ネットワーク用IC設計の亜信電子(エーシックス・エレクトロニクス)の買収を発表している。
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