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台湾農民党旗揚げへ、王金平氏と関係濃厚


ニュース 政治 作成日:2007年6月6日_記事番号:T00000939

台湾農民党旗揚げへ、王金平氏と関係濃厚

 6日付聯合報などによると、中国国民党(国民党)の支持基盤である農会(農協)、漁会(漁協)の政治勢力は、15日に政治団体「台湾農民党」の設立大会を高雄県で開く。組織の主力は中南部の農会組織で、国民党副主席である王金平立法院長に近いとされ、今後の動向が注目される。

 台湾農民党の発起人、高雄県農会の蕭漢俊総幹事は、結党が国民党離党を意味するのかとの質問に「競合しても合流してもいい」と述べ、今後の動向に含みを残した。王金平氏との関係についても、「一切参加していない。知らないかもしれない」と表面的には一線を画した。

 これについて王金平氏は、「農民党に関してはよく知らないし、聞きにいくつもりもない」と述べた。しかし、国民党内で総統選挙を前に馬英九氏と王金平氏の対立が深まる中、農民党と王金平氏が連携すれば、一定の政治的影響力を持つ可能性もある。しかし現段階では、全土でみれば農民党の設立に加わらない農会幹部も多く、どれだけの組織力を持つかは未知数だ。

 蕭漢俊総幹事は農民党の目標について、「第3党を目指すが、総統候補は擁立しない」とした上で、立法委員選挙の全国区で候補擁立を計画していることを明らかにした。


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