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海運市場のコンテナ不足、来年上半期まで継続か/台湾


ニュース 運輸 作成日:2020年12月28日_記事番号:T00093904

海運市場のコンテナ不足、来年上半期まで継続か/台湾

 海運調査会社、アルファライナーの12月レポートによると、2021年の世界海運市場の貨物量は前年比3.5%増加、輸送能力は3.9%増加する見通しだ。海運専門家は、造船は増えているものの、新造コンテナは今年9月以降に注文が増加したばかりで、来年に入って貨物量が増加してもコンテナの納品を待たねばならず、21年上半期まで「船、コンテナ、港湾労働者」不足が続くと指摘した。27日付経済日報が報じた。

 海運運賃は上昇が続いており、12月25日の上海から欧州主要港への運賃(基本運賃とサーチャージ)は、1TEU(20フィートコンテナ換算)当たり3,797米ドルで前期比21.5%上昇、上海から地中海主要港への運賃は3,709米ドルで15.1%上昇した。

 春節(旧正月、21年は2月12日)後には運賃は下落するとみられていたが、新型コロナウイルス感染拡大による混乱でコンテナ不足が深刻化し、来年1月も欧州航路は運賃が上昇し、1TEU当たり5,000米ドルに達する可能性がある。