ニュース その他分野 作成日:2020年12月28日_記事番号:T00093905
台湾経済研究院(台経院、TIER)が25日発表した景気動向調査によると、製造業の11月の営業気候観測指数は前月比1.91ポイント上昇の103.11ポイントだった。7カ月連続で上昇し、2014年8月以来で最高となった。26日付工商時報などが報じた。
製造業へのアンケート調査では、11月の景気は良いと回答した企業は39.6%で前月から9.3ポイント上昇した。良いと回答した企業は▽化学工業▽鉄鋼基本工業▽機械設備業▽交通乗用具業▽電子機械業──で多かった。悪いと回答した企業は16.1%で前月比6.9ポイント下落した。悪いと回答した企業は▽印刷業▽既製服・服飾品業▽皮革・毛皮製品業──で多かった。
サービス業の営業気候観測指数は96.84ポイントで、前月比0.02ポイント上昇と、ほぼ横ばいだった。多くの企業が11月の景気は前月と横ばいと回答した中、証券業と運輸・倉庫業の企業の8割以上が良いと回答した。証券業は、政府の不動産市場への規制強化を受け、株式市場に資金が流入すると期待している。
一方、建設業の営業観測指数は109.23ポイントで前月比2.22ポイント下落した。
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