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高級ホテルのビュッフェ、値上げラッシュ(トップニュース)/台湾


ニュース 商業・サービス 作成日:2020年12月29日_記事番号:T00093921

高級ホテルのビュッフェ、値上げラッシュ(トップニュース)/台湾

 新型コロナウイルス感染拡大で海外旅行が困難な中、人気を集めている高級ホテルの館内レストランのビュッフェで、値上げが相次いでいる。台北晶華酒店(リージェント台北、台北市中山区)は来年から平日も週末と同じ1,580台湾元(約5,800円、サービス料10%別)に値上げする。台北喜来登大飯店(シェラトングランド台北ホテル、台北市中正区)や香格里拉遠東国際大飯店(シャングリ・ラ・ファーイースタンプラザホテル台北、台北市大安区)は今年のリニューアルオープンを機に値上げした。29日付経済日報が報じた。

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 リージェント台北は来年、館内のビュッフェレストラン、栢麗庁(ブラッセリー)の平日のランチ、ディナー料金を1,580元に値上げする。ランチは300元、ディナーは100元の値上げだ。値上げは4年ぶり。

 飲食業関係者は、シティーホテルやビジネスホテルにとってレストランは重要な収入源で、コスト上昇を価格に反映するのは当然と指摘した。

 シェラトン台北は今年9月に、館内のビュッフェレストラン「十二厨(キッチン12)」をリニューアルオープンし、▽ランチ▽休日のアフタヌーンティー▽休日のディナー──を100元値上げ、平日のディナーは200元値上げした。

 シャングリ・ラ台北は今年12月、6階のビュッフェ「遠東Cafe」をリニューアルオープンし、観光ホテルとして初めて小籠包(ショーロンポー)の最大手チェーン、鼎泰豊(ディンタイフォン)の各種点心をメニューに加えた。食材や品質向上を理由に15~30%値上げした。同時にレイトディナー(午後8時~午後9時30分)の時間帯を設けた。レイトディナー料金は1,280元で、ディナーの1,680元と比べると24%引きだ。

君品酒店、3割値上げ

 君品酒店(パレ・デ・シン、台北市大同区)は、館内のセミビュッフェ方式フランス料理レストラン「雲軒(ラ・ロティスリー)」のメニューを見直し、平均客単価を2,000元へと、従来の1,500元から3割以上引き上げる。富裕層がターゲットだ。

【表】