ニュース 社会 作成日:2021年1月4日_記事番号:T00093969
大みそかに人気バンドの五月天(メイデイ)が開催したカウントダウンライブの桃園国際野球場(桃園市中壢区)の会場に、新型コロナウイルス感染防止対策のため参加が禁じられている「自主健康管理」(手洗い、外出時のマスク着用、公共の場所への出入りを控えるなど)対象者が入り込んでいたことが発覚し、警察によってすぐに会場の外に連れ出され、罰金1万~15万元(約3万7,000~55万円)が科されることとなった。
台湾で8カ月ぶりとなる新型コロナウイルスの域内感染が確認されたことを受け、中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)は12月22日、不特定多数の人が集まり、近距離で長時間接触する年越しイベントの実施条件5原則を発表。その中に、居家検疫(海外からの入境者に対する外出制限)と居家隔離(感染者との接触者に対する外出制限)のほか、居家検疫終了後7日間の自主健康管理の対象者も参加不可との内容が盛り込まれた。
同センター指揮官の陳時中衛生福利部(衛福部)長は、自主健康管理の対象者がルールに反してイベントに参加すれば、「天網」によって必ず特定されると警告していた。
荘人祥報道官は「天網」について、スマートフォンの位置情報測位機能を利用して居家検疫や居家隔離の対象者の行動を追跡する「電子囲籬(電子フェンス)」と似たシステムで、違反者が大型イベント会場に近づくと警告を発し、すぐさま発見すると説明した。
「天網」が大みそかの夜に初めて導入され、メイデイのライブ会場に自主健康管理の対象者5人が侵入していることが発覚し、直ちに排除された。翌日、同会場で行われた公演でも違反者2人が見つかった。
「天網」については、名称が中国における市民や外国人の監視システムと同じということもあり、プライバシーや人権の侵害につながると懸念する声も上がった。
荘報道官は2日、正式名称を「電子フェンス2.0」とし、同システムは居家検疫と居家隔離、自主健康管理の対象者のみを追跡するほか、個人のスマホ内の情報を収集するのではなく、対象のスマホから発信された信号を受信する基地局の情報などを元に位置情報を特定すると説明。陳時中部長も4日、データは最大28日間保管後に消去すると説明し、疑念の払拭(ふっしょく)に努めた。
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