ニュース 社会 作成日:2021年1月5日_記事番号:T00093990
新型コロナウイルス感染症の流行による深刻な打撃を受ける旅行・航空業界では、生き残りをかけて知恵を絞り、さまざまな商品を生み出している。そんな中、航海・漁業の守護神として台湾で信仰を集める道教の女神、媽祖の像と共に航空機で台湾の上空を一周するという奇抜なツアーが企画されており、3月からチャーター便が運航される見通しとなっている。
新型コロナウイルス感染症の流行が始まって以降、約1年にわたり国際便の運航が大幅に減少した航空業界では業績へ打撃が和らぐ気配はない。
一方で過去半年、台湾域内旅行へ出掛ける市民は大幅に増加。こうした状況を受けて各航空会社は、「疑似出境」が体験できる特別フライトを運航するなど、多様なチャーター便の運航を企画、反響を得ているようだ。
台北市の旅行会社、創新旅行社の李奇嶽董事長は、新型コロナウイルスの影響が長引けば域内旅行市場もいずれボトルネックに直面し、新たなアイデアや話題を打ち出さなければ消費者に振り向いてもらえなくなると指摘した。
李董事長は、自身が媽祖を祀る台北市南港区の道教廟、台北聖興天后宮の総幹事を務めることもあって、台湾人に人気の神様、媽祖の像を飛行機に乗せ、台湾の上空を一周するという奇抜なツアー企画を思い付いた。中華航空(チャイナエアライン)傘下の格安航空会社(LCC)、台湾虎航(タイガーエア台湾)に企画を持ち掛けた。
李董事長によると、媽祖ツアーの航空便運航時間は約2時間で、収容人数約180人のチャーター機に媽祖とその守護神、千里眼と順風耳(じゅんぷうじ)の像を乗せて台北を出発。参加者が読経や祈祷の儀式を行いつつ、澎湖、金門、馬祖といった台湾の離島、および宮古島の上空を巡るという内容だ。
媽祖は台湾人にとって特に厚い信仰を集める神様で、台中市大甲区の大甲鎮瀾宮に祭られる媽祖像を神輿(みこし)に乗せて約340キロメートルを練り歩く旧暦3月の「大甲媽祖遶境」には毎年、100万人以上が参加する。
李董事長は、初回ツアーは小規模な廟と提携して実施するため、ある程度の集客は確保できると説明。反響次第で運航を継続するかどうか判断すると語った。
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