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味全と敷島・伊藤忠が正式契約、中国パン市場で3億元目指す


ニュース 食品 作成日:2008年8月8日_記事番号:T00009407

味全と敷島・伊藤忠が正式契約、中国パン市場で3億元目指す


 頂新集団の味全食品はこのほど、敷島製パン、伊藤忠商事と、中国での製パン事業の合弁契約を締結した。2010年上海国際博覧会に向け、09年に工場着工、10年2月に稼働開始の予定だ。1年目の売上高は9,000万台湾元(約3億1,700万円)、5年目には3億元を目指す。

 3社は英領ケイマン諸島に合弁会社、頂盛開曼(頂盛ケイマン)を設立し、同社を通じて中国上海に製パン本部の上海頂盛食品を設立する予定だ。資本金は1,100万米ドルで、持株比率は▽味全、60%▽敷島製パン、24%▽伊藤忠16%──。

 中国はパンの需要が年成長率30%で伸びているが、大手製パンメーカーが存在しないことから商機を見込んでいる。敷島の「Pasco(パスコ)」ブランドを使った「味全 Pasco」で、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの販路を狙う。17年には北京や蘇州、杭州などにも市場を拡大し、卸売パンで市場シェア首位を獲得する考えだ。