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カナダ向け自転車輸出、反ダンピング関税据え置き


ニュース その他製造 作成日:2008年8月8日_記事番号:T00009409

カナダ向け自転車輸出、反ダンピング関税据え置き

 
 カナダ国境サービス局(CBSA)は7日、台湾、中国、米国製の自転車メーカー34社に対する反ダンピング関税再調査を行った結果、台湾メーカー9社に対する反ダンピング関税を維持することを決めた。8日付工商時報が伝えた。

 巨大機械工業(ジャイアントMFG)、野宝科技(エープロテック)など8社の関税率は据え置かれたが、捷佳(トップイメージ)ブランドは詳細な資料提出を怠ったとして、関税率が64%に引き上げられた。

 台湾の自転車メーカーは、カナダで既に10年以上にわたり10~64%の反ダンピング関税の適用を受けている。

 台湾区自転車輸出公会は、「カナダ向けの自転車輸出は単価が安い時期があったのは事実だが、時代の変化に伴い、台湾メーカーも高級車種の生産に参入している」として、反ダンピング関税は実態を反映していないと主張している。

 現在カナダに輸出されている台湾製自転車の平均価格は439米ドルで、カナダが反ダ ンピング関税の課税基準としている225米ドルを大きく上回っている。