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鴻海の新都市計画、IBMが参加検討か


ニュース 建設 作成日:2008年8月8日_記事番号:T00009412

鴻海の新都市計画、IBMが参加検討か

 
 IBM台湾の童至祥総経理は7日、「IBMは今後『企業サービス』を商品化し、工場棟設計、電力量、温度管理、排水処理などの計画から、建設、カスタマー・サービスまで、ソフト、ハード両面に至る総合的なソリューションを提供する」と語り、「既に域内最大手メーカーと接触している」と明らかにした。観測によると、この発言が対象とするのは、鴻海精密工業の郭台銘董事長が表明した「デジタル環境保護ハイテクタウン」計画とみられている。8日付経済日報が報じた。

 業界関係者によると、IBMは「企業サービス」を通じて傘下のサーバーやストレージ製品を導入し、ハードウエア商機の獲得を目指すだけでなく、建設計画にも参加してその後の保守やアフターサービスなどの優先権を獲得したい考えだ。

 鴻海は、太陽エネルギー、省エネ、二酸化炭素(CO2)排出削減、スマート・テクノロジーなどに関連する新技術を駆使した新都市建設を計画しており、無線ブロードバンド、ハイテクライフ、デジタル医療、永続する生態系などの機能を備える予定だ。投資総額は少なくとも1,000億台湾元(約3,520億円)以上となる見通しで、関連する企業の関心を引いている。