ニュース 社会 作成日:2021年1月12日_記事番号:T00094148
表紙の「TAIWAN」ロゴを従来より大きくした新しいパスポート(旅券)の交付の申請受け付けが11日始まった。新しいデザインのパスポートをいち早く手に入れようと、交付機関前には早朝から申請者の行列ができた。
呉外交部長は、「TAIWAN」の文字を大きくしたことで、台湾の認識度がさらに高まると期待感を示した(11日=中央社)
新型コロナウイルス感染拡大後、台湾の市民が海外での入国審査で中国から来たと誤解されるケースがあったことや、台湾政府が海外にマスクなどの医療物資を寄贈した際、中華航空(チャイナエアライン)の機体やコンテナを見て中国からの寄贈と誤解されたケースがあったことが、新デザインのパスポート導入につながった。
新しいパスポートは、「TAIWAN」のロゴを表紙の中で最も大きな文字で表記した。また従来のデザインでは上部の「中華民国」のロゴの下に「REPUBLIC OF CHINA」と大きく表記されていた文字を、真ん中の国章の周囲に小さく配置する形に変更した。
新パスポートの申請受け付けが始まった11日、台北市中正区の外交部領事事務局(領務局)には、一番乗りの男性がまだ暗い午前4時に到着するなど、早くから申請希望者が列を作った。午前10時の時点で300人以上が手続きを済ませた。同日中に領務局や全土の出先機関で申請を行った市民の数は、2,381人に上った。
午前中に領務局を訪れて新パスポートの申請を行った独立派政党、台湾基進の陳柏惟・立法委員は、TAIWANのロゴが大きくなったことで、対外的に「台湾」や「台湾人」、「台湾国」などの名称を堂々と口にできるようになってほしいと語った。
領務局を視察した呉釗燮外交部長は、既に外交部や在外公館を通じて各国・地域政府や国際航空運送協会(IATA)に新パスポートの発行を通知しており、これを使用して渡航する市民に問題が生じることはないと強調。有効期限が近づいている旧パスポート保有者に申請を呼び掛けた。
新パスポートの申請は、有効期限に余裕がある場合でも可能だ。外交部は11日、新パスポートへの交換を促進するため、手続き完了者に「出入平安」と表示されたお守り風スーツケース飾りか、「招財進宝」の文字を上下逆さまにして見ると「追求自由民主」と読める春節(旧正月、2021年は2月12日)用飾りをプレゼントした。
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