台塑集団(台湾プラスチックグループ)主要4社の連結売上高は、7月単月で前月比7.12%増、前年同月比68.37%増の1,731億5,000万台湾元(約6,109億円)、1~7月の累計売上高は前年同期比48%増の1兆465億3,000万元となり、共に過去最高を記録した。8日付蘋果日報が報じた。
特に台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)は、7月の売上高が前月比7.1%増、前年同月比66.85%増の1,075億1,000万元で、3カ月連続で過去最高を更新した。好調の理由として、エチレンの域内契約価格が大幅に上昇したこと、国際市場でディーゼル油が高騰する中で輸出量が増加したことが挙げられる。7月のエチレン契約価格は1トン当たり200米ドル上昇したため、石化事業の売上高は前月比8.4%増となり300億元を超えた。また、7月のディーゼル油の売上高は前月比25%増の342億5,500万元となった。
また、他の3社の7月の売上高は、台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)が前月比3.2%増、前年同月比20.71%増の196億4,000元、台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー)は前月比1.3%減、前年同月比24.62%増の267億9,000万元、南亜塑膠工業(南亜プラスチック)は前月比14.6%減、前年同月比4.48%減の192億1,000万元となっている。