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作成日:2008年8月8日_記事番号:T00009418
シガード、7月売上高が過去最高
半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)の矽格(シガード・マイクロエレクトロニクス)は、北米や中国からの受注が旺盛だったことから7月のグループ連結売上高が前月比3.3%増、前年同月比7.9%増の3億7,500万台湾元(約10億6,000万円)となり、単月での過去最高を記録した。1~7月の累計売上高は前年同期比11.8%増の22億9,400万元だった。8日付工商時報が報じた。
矽格は北米および中国の旺盛な需要に応えるため、第3四半期も機器設備の購入を継続し、人材も拡充していく考えだ。同社は現在の受注状況からみて、今後十分に世界経済の悪化の圧力に対抗できるとしている。
証券会社によると、大手顧客であるパワーアンプ(PA)の米アナディジックス社や、中国ホワイトブランド(地場ブランドの総称)の在庫消化が完了したことで聯発科技(メディアテック)からの受注量が持続して増加しているという。
さらに携帯電話が3G(第3世代)へ移行して機能が多様化し、テスティング時間が長くなっため、矽格の第3四半期売上高は5~10%上昇するとみられる。
一方、封止・検査最大手の日月光半導体(ASE)は、7月の連結売上高が前月比1.54%増、前年同月比1.96%増の87億1,600万元となり、単月で今年最高を記録した。1~7月の累計売上高は前年同期比11.36%増の590億2,000万元だった。