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作成日：2008年8月11日_記事番号：T00009426
「カードの神様」楊さん、中国から送還
クレジットカードを使った財テク法で話題を呼び、「カードの神様」の異名を取る楊ケイ如（ケイはくさかんむりに恵）さんが９日、北京五輪に出場した台湾選手団を応援するため、北京空港に到着したところ、１時間余りにわたり事情聴取を受け、手荷物などを細かく調べられた上、台湾に送還された。10日付自由時報が伝えた。
荷物や中国渡航時の旅券に当たる「台湾居民来往大陸通行証」（通称台胞証）は当局に没収された。
楊さんは同紙取材に対し、「馬英九政権は両岸（中台）関係が良好だと言うが、こんなことがあるなんて。規則に従い、持参すべきではないものは持ち込んでいないし、党や政府の幹部でもないのに」と怒りをあらわにした。
楊さんは総統選で民進党の謝長廷候補を支援したとされ、中国側のブラックリストに載っているとされていた。中国側は送還理由について、「上部の指示だ」とだけ説明したという。
行政院大陸委員会の張良任副主任委員は「中共（中国）当局は観客が合法的な書類で入境し、試合を観戦する権利を尊重すべきだ」と非難するコメントを出した。
