高端疫苗生物製剤（メディゲン・ワクチン・バイオロジクス）は22日、台湾大学医学院附設医院（台大医院）など全土11カ所の病院で進めている新型コロナウイルス感染症ワクチンの第２相臨床試験でワクチン投与を開始した。台大医院感染科の謝思民医師は、３月末までに全被験者3,700人への１本目のワクチン投与、４月末までに２本目の投与を完了し、６月中旬までに中間解析報告書を衛生福利部食品薬物管理署（ＴＦＤＡ）に提出すると表明した。22日付経済日報が報じた。
謝医師は、海外では新型コロナワクチンの接種が進んでおり、６月以降に集団免疫を獲得する見通しと指摘。このため、６月末までに厳正な科学的根拠に基づく報告書を政府に提出する必要があると説明した。
メディゲンは６日、▽台大医院▽台北栄民総医院▽三軍総医院──など全土11カ所の病院で新型コロナウイルス感染症ワクチンの第２相臨床試験を開始したと発表していた。
