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《新型肺炎》新型コロナ輸入症例7人増、台プラに出張の技師など【図】/台湾


ニュース 社会 作成日:2021年1月22日_記事番号:T00094360

《新型肺炎》新型コロナ輸入症例7人増、台プラに出張の技師など【図】/台湾

 中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)は、21日夕方に台湾に昨年末入境したデンマーク籍30代男性(第874例)、22日にインドネシアなどから入境した6人(第875~880例)の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。台塑集団(台湾プラスチックグループ)によると、男性(第874例)はスウェーデンの設備メーカーのエンジニアで、台プラグループの嘉義県新港郷の工場を出張で訪れていた。接触があった従業員十数人は14日間の外出制限「居家隔離」措置を取っている。22日付経済日報などが報じた。

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 指揮センターによると、男性(第874例)は昨年12月30日、航空機搭乗前3日以内の陰性証明を持って、スウェーデンからフィンランドと韓国・ソウルを経由して台湾に入境し、今年1月14日に14日間の外出制限「居家検疫」を終了した。出境のため20日に受けた自費の検査で感染が確認され、現在は医療機関で治療を受けている。指揮センターは、一部メディアで男性(第874例)は台湾から出境し、タイで感染を確認したと報じられたが、事実と異なると説明した。

 台プラグループによると、男性(第874例)は14~16日に工場で技術指導を行い、同期間中は嘉義市のホテルに宿泊していた。嘉義県市の衛生当局は21日、少なくとも17人に対し居家隔離措置を取ったようだ。

 22日発表された桃園市の病院の入院患者の90代男性(第881例)とその家族の60代女性(第882例)の域内感染を合わせ、台湾での感染確認者は累計881人。このうち、海外で感染したとみられる輸入症例が774人、台湾での域内感染が68人、海軍の敦睦遠航訓練支隊の集団感染が36人、航空機での感染が2人、感染経路不明が1人。昨年10月13日発表の第530例は後に感染していなかったことが分かり、感染者リストから除外された。死者は累計7人、777人が隔離を解除され、97人が入院中だ。