ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

製靴の宝成集団、中国・湖北省に新工場設置へ


ニュース その他製造 作成日:2008年8月11日_記事番号:T00009437

製靴の宝成集団、中国・湖北省に新工場設置へ

 
 世界最大の製靴受託メーカーの宝成国際集団傘下で、中国でスポーツ用品販売を手掛ける裕元工業が中国湖北省の敷地面積500~600アールの土地に製靴工場の新設を計画している。設置は段階的に進める計画で、最終的に生産ライン28本を設置して年生産能力を1,200万足とし、日本および欧州メーカーのスポーツシューズを生産する予定だ。湖北省政府によると、宝成集団傘下の関連工場進出も含め総投資額は1億米ドルに達するという。11日付工商時報が報じた。
    
T000094371

 
 宝成集団は先ごろ、9月にまず黄石市山南工業園区の工場棟を借りて生産を開始し、1年後に陽新城北工業区の新工場に移転するとの契約を湖北省黄石市の陽新県当局と交わした。

 観測によると、宝成集団は日アシックスおよび独プーマの「中国製」の生産を受注して広東省東莞市の高歩工場で製造しており、同2社からは今後も発注増が見込まれる。

 宝成集団によると、陽新県は現在最低月給が420人民元(約6,740円)と東莞市の770人民元を大きく下回り労働コストが安いこと、用地取得が容易であることに加え、同地における製靴産業の集積具合を考慮して新工場設置を決めたとしている。