ニュース その他製造 作成日:2008年8月11日_記事番号:T00009438
杏輝薬品工業(シンファー・ファーマシューティカル)は8日までに、小分子化合物を使った抗がん剤に関する研究成果の技術移転を受ける契約を、国家衛生研究院との間で結んだ。9日付工商時報が伝えた。
同社は技術移転に伴う新薬開発を行う全額出資の新会社「杏国生技」を設立する。出資額は5,000万台湾元(約1億8,000万円)で、4~5年以内に3億元まで増資する。2年以内に米食品医薬品局(FDA)に人体臨床試験の申請を行う計画だ。
国家衛生研究院が抗がん効果を発見した小分子化合物は2種類。うち1種類は動物実験でがん細胞の分裂を止め、死滅させる効果が確認されており、子宮頸がん、胃がん、白血病に効果が期待されている。もう1種類の化合物は経口服用すると、大腸がん、直腸がん、胃がん、白血病の進行を抑える効果が期待される。これらの化合物は臨床前試験を終えた段階で、2005年に米国で特許を取得している。
杏輝の李志文董事長は「国家衛生研究院も技術権益を保有するが、比率や契約内容については明らかにできない」としている。
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