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台湾中油、ガソリンなど2元値下げ


ニュース 石油・化学 作成日:2008年8月11日_記事番号:T00009443

台湾中油、ガソリンなど2元値下げ

 
 台湾中油と台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)は9日、原油相場の反落を受け、ガソリンとディーゼル油の小売価格を引き下げた。引き下げは昨年9月以来初めて。9日付工商時報が伝えた。

 下げ幅はガソリンが両社とも1リットル当たり2台湾元(約7円)、ディーゼル油は台湾中油が同2.2元、台塑石化が同1.6元となっている。無鉛ガソリン小売価格は、▽オクタン価92で1リットル33.4元▽オクタン価95で同34.1元▽オクタン価98で台湾中油が同35.6元、台塑石化が35.7元──となった。スーパーディーゼル油は台湾中油が同31.3元、台塑石化が同31.9元となった。工業用燃料は、台湾中油が1,000リットル当たりで1,500元値上げし、同2万913元となった。

 台湾中油は、ガソリン、ディーゼル油のコストを同1.8元分吸収したと説明しており、通年での損失は920億元に上るとの試算を示した。

 台塑石化はディーゼル油の下げ幅を台湾中油より抑えた背景について、「ディーゼル油のシェアが12%と低い上、国際相場との格差が広がっていることを考慮した」と説明した。