ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

全新、赤色LED部門売却へ


ニュース 電子 作成日:2008年8月11日_記事番号:T00009449

全新、赤色LED部門売却へ


 化合物ウエハーの全新光電(VPEC)は、マイクロ部品であるヘテロ接合バイポーラトランジスタ(HBT)および太陽電池用エピタキシャルウエハーに事業を集中するため、赤色発光ダイオード(LED)部門の売却を計画している。既に業界大手の晶元光電(エピスター)を含む複数のメーカーと接触しているという。11日付経済日報が報じた。

 全新は赤色LEDで特許を保有しており、技術レベルも業界で高く評価されてきた。しかし、販売ネットワークを欠いているため事業を拡大できず、今回の売却判断につながったもようだ。

 全新のHBTは携帯電話のパワーアンプ(PA)に採用されており、海外大手ブランドが相次いで第3世代(3G)機種を投入する中、今後が有望視されている。アップルの「iPhone 3G」にPAを提供している米トライクイント社に納入しているほか、このほど新たな海外大手メーカーへの供給も決まった。

 全新の7月売上高は1億1,200万台湾元(約3億9,500万円)で、前年同月比25%増加した。