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陳敏薫氏が政府系資本支持、中華開発金控の経営権争いで


ニュース 金融 作成日:2007年6月6日_記事番号:T00000945

陳敏薫氏が政府系資本支持、中華開発金控の経営権争いで

 
 金融持ち株会社、中華開発金融控股の経営権をめぐり、今月15日に開かれる株主総会の役員改選を前に、同社株主の陳敏薫元董事長(台北101董事長)は5日財政部を訪れ、政府系資本を支持する委任状を提出した。

 中華開発金控をめぐっては、政府系資本と民間資本である中国信託金融控股の辜氏一族が経営権を争っているが、陳氏のほか、製紙大手の永豊餘造紙やコンピューター大手の宏碁電子(エイサー)などが政府系資本支持を表明している。現在、辜氏寄りとされる英業達集団(インベンテック)の葉国一董事長だけが態度を保留している 。

 財政部高官は「陳氏が直接財政部を訪れ委任状を提出したことは、政府系資本に対する信用を示すものだ」と述べた。

 陳氏は中華開発金控の美人董事長として知られていたが、3年前の中信金控との経営権をめぐる争いに敗れ、今回の政府資本への支持表明に対しては、「その時の復讐(ふくしゅう)」という報道も出ている。