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HTCのチップ調達、クアルコムに20%追加


ニュース 電子 作成日:2008年8月11日_記事番号:T00009452

HTCのチップ調達、クアルコムに20%追加

 宏達国際電子(HTC)が米クアルコムからのチップ調達を10~20%増やす。市場では、経済環境の悪化やアップル「iPhone 3G」の好調から同社は下半期業績が落ち込み、クアルコムからの調達を20%減らすという観測が伝えられていた。しかし調達増加という逆の動きに、同社の3G(第3世代)携帯電話、「ダイヤモンド」の販売が依然好調であることが裏付けられた。11日付工商時報が報じた。

 今後は、米国3大電信業者の1社であるスプリント社が8月に「ダイヤモンド」を、AT&Tが第4四半期に初めて「Touch」シリーズを発売する予定で、HTCは今後の受注増が期待できる。また、「ビクター(勝利機)」、「Touch Pro」など「ダイヤモンド・ファミリー」も、世界の各電信業者から続々と発売される予定だ。

 さらにグーグルがHTCなどと共同開発中の携帯電話(通称G-phone)は、今年中の発売は不可能とみられていたが、HTC幹部は、「予定通り第4四半期に発売される」と打ち消している。もともと、独T-モバイルの米国現地法人、T-モバイルUSAを通じて米国市場のみで発売される予定だったが、欧州各子会社からも発売される見通しで、最近同製品の発注量が急速に伸びているという。