ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中小型パネル出荷枚数、7月は30〜70%増


ニュース 電子 作成日:2008年8月11日_記事番号:T00009453

中小型パネル出荷枚数、7月は30〜70%増

 
 液晶パネル各メーカー発表の業績によると7月は、IT(情報技術)製品向け液晶パネルの需要不振による減産の影響で大型パネルは出荷枚数が減少したが、中小型パネルでは大幅に増加したことが分かった。7月の中小型パネルの出荷枚数は、友達光電(AUO)が前月比31%増、奇美電子(CMO)が同73%増、中華映管(CPT)が同42%増、瀚宇彩晶(ハンスター)が同53%増となり、従来からの中小型メーカー、勝華科技(ウィンテック)や凌巨科技(ジャイアントプラス・テクノロジー)の成長率を大きく上回った。11日付電子時報が報じた。

 ただ、現在需要は比較的好調だが、供給量が増加するに伴い、今後中小型パネル価格の下落や在庫が消化できなくなるとの懸念が持ち上がっている。

 第3四半期のコンシューマ向け電子製品ハイシーズンを迎え中国ホワイトブランド(地場ブランドの総称)携帯電話などに回復の兆しが見えたことで、各メーカーは続々と中小型パネル市場への転換を図ったようだ。

 現在中小型パネルの生産ラインは、既に第5世代まで進んでおり、携帯電話向けパネルは1枚のガラス基板から切り出せる枚数が多いため、出荷枚数が一気に増加したとみられる。