ニュース 社会 作成日:2021年2月5日_記事番号:T00094594
中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)は4日、新型コロナウイルス感染症ワクチンの共同購入の国際的な枠組み「COVAX(コバックス)ファシリティー」を通じて分配される英アストラゼネカ(AZ)製のワクチンが6月までに台湾に到着し、到着の1週間後から接種を開始すると説明した。本数は未定。指揮官の陳時中・衛生福利部(衛福部)長は、接種率が台湾の人口の60%に達すれば、台湾入境後の外出制限の日数短縮などを行うと説明した。これに先駆け蘋果日報のインタビューでは、日本の感染状況が改善すれば、年末に日台往来が期待できると語った。
陳衛福部長は、台湾の新型コロナウイルスのワクチン接種率が60%に達した後、入境時の検査を条件に、入境後の外出制限「居家検疫」の日数を現行の14日間から短縮できると語った。▽各国・地域の感染状況▽検査結果▽域内でのワクチンの接種率▽マスク着用と手洗いなどの防疫対策の実施状況──を考慮し、段階的に規制を緩和すると述べた。
蘋果日報のインタビューで陳衛福部長は、各国・地域の感染状況に応じて、居家検疫期間を10日、7日、3日などに短縮すると説明した。
また陳衛福部長は、日本でのワクチン接種が進み、感染拡大を抑制できれば、年末にも日台相互の入境制限が緩和できると期待感を示した。日本からの台湾入境後の居家検疫の期間は3日に短縮する可能性がある。
医療関係者に優先接種
指揮センターの荘人祥報道官は、世界保健機関(WHO)が発表したCOVAXを通じたWHO非加盟国・地域の向けワクチン分配リストの第1弾に、台湾が含まれていることを明らかにした。分配されるのはアストラゼネカ製のワクチンで、WHOの緊急使用許可(EUA)の取得後、台湾には早ければ2月のうちに、遅くとも6月には到着する。到着の1週間後から接種を開始する予定だ。医療機関の医師や看護師への接種を優先する。
荘報道官によると、WHO非加盟の台湾など5~8カ国・地域に130万3,200本のワクチンを分配する。分配量は、人口や感染状況によって決まるため、台湾に届く数量はまだ分からない。同ワクチンは1人2回の接種が必要だ。
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