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台新金控、深セン発展銀と提携か


ニュース 金融 作成日:2008年8月12日_記事番号:T00009464

台新金控、深セン発展銀と提携か

 
 台新金融控股は11日、早ければ年内にも中国の銀行とクレジットカード、資産管理、保険、証券などの分野で業務提携する。具体的な行名は明らかにされていないが、提携候補は深圳発展銀行とみられる。12日付経済日報が伝えた。

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 深圳発展銀の名前が挙がっているのは、米投資会社ニューブリッジ・キャピタルが台新金控と深圳発展銀双方の株主であることが背景だ。台新金控のグレッグ・ジブ営運長(COO)は「中国の特定銀行と提携に向けた交渉を行っているのは事実で、年内にも結果が出るのではないか」と語った。

 同社の林克孝総経理も「現在進めている増資計画は、中国市場での必要資金を調達するのが主な目的だ。台湾の金融持ち株会社は重要なタイミングで重要な決定を下し、両岸(中台)関係改善の好機をしっかりとつかむべきだ」と述べた。

 一方、林総経理は進展がストップしている彰化銀との合併計画について、「最悪の時期を脱してから再交渉する。現時点での株式交換は台新金控に財務的圧力となる」と指摘し、経営体質の強化が先決との考えを強調した。