ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中国着メロ大手、台湾上場を計画


ニュース 金融 作成日:2008年8月12日_記事番号:T00009465

中国着メロ大手、台湾上場を計画


 中国で携帯電話向けの着メロ事業を展開する滾石移動集団(ロック・モバイル・グループ)が台湾での上場を計画している。同社には台湾の宏碁集団(エイサー)、独シーメンス、中国の聯想集団(レノボ)が出資しており、中国、台湾、海外の大株主を含む企業による台湾での初の上場例となる見通しだ。12日付経済日報が伝えた。

 滾石移動は台湾上場に向け、富邦証券を幹事証券会社に指定した。年内にも興櫃市場(未公開株取引市場)に登録し、その上で上場を目指す。

 富邦証券は「滾石移動以外にも2~3社の台湾系企業が台湾への回帰上場を計画している」と話した。

 台湾では中国資本の出資比率が20%を超える企業は上場できない。しかし、滾石移動の株主構成に占める中国資本の比率は10%前後で、上場規定を満たす。

 滾石移動は広州を本拠地とし、会社登記地は英領ケイマン諸島。北京、天津、西安、台湾などに子会社がある。同社は当初日本での上場を計画していたが、台湾側の資本市場開放策を受け、上場先を台湾に変更した。