ニュース 医薬 作成日:2021年2月19日_記事番号:T00094688
中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)指揮官の陳時中・衛生福利部(衛福部)長は18日、新型コロナウイルス感染症ワクチンの確保目標は台湾製、輸入の合計で3,500万回分であり、うち1,000万~2,000万回分を台湾製ワクチンで賄う考えを明らかにした。19日付蘋果日報が伝えた。
消息筋によると、聯亜生技開発(UBIアジア)は500万回分のワクチンを供給する方向で当局と基本合意しているもようだ。
これに関連し、蔡英文総統は18日、フェイスブック(FB)を通じ、これまでに1,981万回分のワクチンの購入契約を結んだことを明らかにした。内訳はワクチン共同購入の国際的な枠組み「COVAX(コバックス)ファシリティー」による476万回分、米モデルナ製の505万回分、英アストラゼネカ製の約1,000万回分となっている。
ワクチンの接種開始時期については、早ければ3月との説が流れている。陳部長は「楽観している」と述べた。COVAXによるワクチン供給分については、来週にも到着スケジュールが判明し、数量は20万回分となる見通しだ。
一方、米ファイザーと独ビオンテック(BNT)が共同開発したワクチン500万回分の購入契約が昨年、破談になったとされる問題で、BNTが台湾にワクチンを供給する意向を示したことを受け、陳部長は「BNTが誠意を示したことで、台湾としては成り行きを楽観している。購入量は従来の契約と同じとなる見通しだが、500万回分かどうかは契約後に改めて報告したい」と説明した。
渡航制限解除、22年初めか
陳部長はワクチン接種進行に伴う渡航制限解除の見通しについて、10月末には局地的に解除され、順調に進めば、来年初めにも全面的に解除されるのではないかとの見方を示した。
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