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信義区A10地上権入札、不動産市場の指標に


ニュース 建設 作成日:2008年8月12日_記事番号:T00009469

信義区A10地上権入札、不動産市場の指標に

 
 財政部国有財産局(国産局)は12日、3件の公有地に関する地上権入札の実施を公告した。このうち最も注目を集めるのが台北市信義計画区A10の土地で、敷地面積は1,928坪、権利金の最低入札価格は1坪当たり187万9,000台湾元(約666万円)の36億2,400万元だ。10月14日に落札者が決定する予定。同地は新光三越百貨が隣接するなど、立地条件が極めて優れているため入札者も多くなるとみられ、落札結果は今後の不動産市場の指標となる可能性が高い。12日付経済日報が報じた。

 信義計画区A10は、同地区にわずかに残された商業用地の一つ。永慶房屋代銷部の王財旺協理は、「今回の最低入札価格からすると、同地の1坪当たりの賃料は5,000元以上で元が取れる。このため落札業者は百貨店を建設するのが妥当」と指摘した。

 国産局の陳文龍主任秘書は、「同地は国産局の保有する公有地の中で最も好条件を備えており、落札の可能性は高い」としている。また入札の情報が流れた後、開発業者、外資系企業など既に10件以上の問い合わせを受けたという。