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自動車・二輪車
作成日:2008年8月12日_記事番号:T00009471
自動車販売に「鬼月」到来、8月上旬は前年比94%減
自動車や住宅など大きな買い物には縁起が悪いとされる旧暦7月の「鬼月」(8月1日から)が到来し、自動車販売台数の落ち込みがいっそう顕著となっている。交通部数拠所が11日に発表した資料によると、8月上旬の新車登録台数は1,032台で、昨年同期比93.5%の大幅な減少となった。一部の業者からは、今後景気の回復がなければ、通年販売台数は22万台を下回って1986年の水準にまで下落するとの見方も出ている。12日付工商時報が報じた。
各自動車メーカーは、7月末までのサマーキャンペーンで成績の良かった営業員を海外旅行に招待するなどしており、8月は営業戦力が劇的に落ちている。このため各メーカーの同月販売台数予測は、楽観的なもので1万4,000~1万6,000台、悲観的なもので1万2,000台となっている。
トヨタ自動車の台湾総代理店、和泰汽車の幹部は、最近の国際原油価格の下落、物価の上昇緩和を挙げ、販売台数は8月が1万5,000台とすると、1~8月の合計は約17万台となり、9月から12月まで毎月2万台ずつ売るとすれば、通年では25万台に達するとの見方を示した。9月以降月の販売台数が2万台を切る可能性については「あり得ない」としている。