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豊興の鉄筋価格、2カ月で4千元急落


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2008年8月12日_記事番号:T00009472

豊興の鉄筋価格、2カ月で4千元急落

 
 鉄筋大手、豊興鋼鉄は11日、鉄筋価格を1トン当たり1,000台湾元値下げし、1トン2万8,500元(約10万円)とした。6月9日の最高値3万2,500元から、わずか2カ月で4,000元(12%)も下落したことになる。12日付工商時報が報じた。

 鉄筋価格の下落は、▽スクラップ鋼買取価格とビレット価格の国際相場下落▽域内下流メーカーでの在庫増▽不動産市場の不振▽公共工事の需要減少──などが原因とみられる。また豊興は形鋼も1トン当たり1,000元値下げし、スクラップ鋼買取価格も同500元値下げした。

 高雄の海光企業などの電炉メーカーは、9月4日に期限を迎える鉄筋の輸出禁止措置について経済部工業局が条件付き解除を支持していることから、輸出の解禁を見込んでいる。既に米国、シンガポール、香港、マカオなどの顧客から合計5万トン以上の受注を獲得、販売価格も域内より高いという。9月末からの出荷が実現すれば、鉄筋価格は今後上昇に向かうとみられる。