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《新型肺炎》新型コロナワクチン確保、最大4500万回分/台湾


ニュース 医薬 作成日:2021年2月22日_記事番号:T00094724

《新型肺炎》新型コロナワクチン確保、最大4500万回分/台湾

 中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)指揮官の陳時中衛生福利部(衛福部)長は21日、新型コロナウイルス感染症ワクチンは少なくとも3,000万回分、最大で4,500万回分確保できるとの見方を示した。1人当たり2回接種が必要として、市民の65~100%が接種できる計算だ。22日付中国時報が報じた。

 台湾は、▽ワクチン共同購入の国際的な枠組み「COVAX(コバックス)ファシリティー」による分配、476万回分▽英アストラゼネカ製ワクチンの直接購入、1,000万回分▽米モデルナ製ワクチンの直接購入、505万回分──の計1,981万回分の購入契約を結んだ。台湾メーカー2社が臨床試験中のワクチン各500万回分を足して、合計約3,000万回分となる。2社は、高端疫苗生物製剤(メディゲン・ワクチン・バイオロジクス)と聯亜生技開発(UBIアジア)とされる。

 今後、米ファイザーと独ビオンテック(BNT)が共同開発したワクチン500万回分が確保でき、台湾製ワクチンをさらに1,000万回分確保した場合は4,500万回分に達する。

 BNTからのワクチン購入は、BNTの大中華地区の独占代理店、中国の上海復星医薬がネックになって進んでいないとの観測について陳部長は、ファイザーの支社が台湾にあることから、台湾は諦めないで交渉すると表明した。