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《新型肺炎》コロナワクチン直接交渉、「BNT側から連絡」/台湾


ニュース 医薬 作成日:2021年2月22日_記事番号:T00094726

《新型肺炎》コロナワクチン直接交渉、「BNT側から連絡」/台湾

 中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)指揮官の陳時中・衛生福利部(衛福部)長は20日、米ファイザーと独ビオンテック(BNT)が共同開発した新型コロナウイルス感染症ワクチンの購入で、BNTの大中華地区の独占代理店、中国の上海復星医薬を経由せず、BNTと直接交渉するようになった経緯について、製薬会社の台湾東洋薬品工業(TTYバイオファーム)と香港の雅各臣科研製薬(ヤコブソン・ファーマ)がBNTと進めていた代理権交渉が破談になった後、BNT本社から指揮センターに連絡があったと明らかにした。22日付自由時報が報じた。

 陳衛福部長は先日、ファイザーとBNTが共同開発した新型コロナウイルス感染症ワクチンについて昨年、500万本の購入契約が直前に破談になったが、再び連絡を取り合い、交渉の最終段階に入っていると明らかにしていた。

 陳衛福部長は、BNTのワクチンは摂氏マイナス70度で保管する必要があり、昨年はコールドチェーン輸送技術の不備で多くのワクチンを購入できなかったが、現在は輸送、保管体制が整い、500万本を購入できるようになったと説明した。