ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

マザーボードの9月新学期需要、見通し立たず


ニュース 電子 作成日:2008年8月12日_記事番号:T00009478

マザーボードの9月新学期需要、見通し立たず

 
 9月の新学期シーズンに向け、例年6~7月から需要増が見込めるマザーボード(MB)業界だが、今年はまだ需要に目立った高まりがみられない状態だ。12日付蘋果日報が報じた。

 今年のハイシーズン到来が遅れているのは、▽6月発売のインテルのチップセット「P45」搭載MBが、これまでの「P35」MBの規格とあまり変わらず、買い替え需要が起きていない▽米サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題に端を発する世界的な消費不振──などが原因のようだ。

 華碩電脳(ASUS)は、「7月から需要は徐々に回復しており、現在のところ見通しは不透明だが、ハイシーズンは必ず訪れる」として悲観的になる必要はないと自信を見せた。第3四半期の同社出荷枚数は、前期比15%増の600万枚を目指す。

 微星科技(マイクロスター・インターナショナル)は、8月から需要が伸びており、9月は新学期需要でさらに良くなるとしているが、10月以降まで需要が持続するかについては慎重な見方だ。第3四半期の同社出荷枚数は10~15%増の550万枚の予測。

 精英電脳(ECS)は、新学期需要はまだ現れておらず、中国市場の夏期セールも需要は弱いとして、第3四半期の出荷枚数を10~20%成長という控えめな予測をしている。
T000094781