ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

陳前総統を召喚、機密費疑惑を改めて否定


ニュース 政治 作成日:2008年8月13日_記事番号:T00009489

陳前総統を召喚、機密費疑惑を改めて否定


 国務機密費の不正流用疑惑に関連し、検察当局は12日、陳水扁前総統を被告と証人の立場で召喚し取り調べた。陳前総統は国務機密費の使途について、会計担当者の指示で精算処理をしており、客観的にも全額が公務に関連する支出で、着服はしておらず、不正はないとの立場を改めて強調した。13日付中国時報が伝えた。

 検察当局は、馬英九総統が陳水扁政権下の国務機密費に関する資料の機密指定を取り消す方針を決めたことについて、陳前総統が国家機密に指定した資料に関しては、現職の馬総統に判断を仰ぐ方針を固めた。

 これに対し、陳前総統の弁護士は「総統の国家機密特権は国家機密保護法の制約を受けない」とし、陳前総統の記憶にある機密も機密事項に当たると主張した。

 陳前総統は終始穏やかに質問に答えていたという。ただ、検察側は同日の取り調べですべての関連資料は示しておらず、今後も必要に応じて陳前総統を召喚する方針だ。