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鴻海、内モンゴルに工場検討


ニュース 電子 作成日:2007年6月6日_記事番号:T00000949

鴻海、内モンゴルに工場検討

 6日付経済日報が香港・南華早報の報道として伝えたところによると、鴻海精密工業が中国内モンゴルのフフホトに300億人民元(1,300億台湾元)を投じて組み立て工場を建設、年間500億~800億人民元の売り上げを目指すという。現在上海から海路で45日間かかっている、欧州向け貨物の輸送時間の短縮が目的だ。
 鴻海グループはチェコのプラハに1億7,400万米ドル(58億台湾元)をかけて液晶モニター工場を建設する計画だが、フフホトに工場を建設すれば、ロシア経由でチェコまで鉄道のコンテナ輸送で21日間で出荷できるようになる見通し。しかし、中国の貨物列車に定時運行が可能かどうかが鍵になるという。中国初の国際貨物列車は5月29日に広東省深?を出発、29日後にチェコに到着する予定で、今月末には試験運転の結果が明らかになる。
 フフホトに工場が建設できれば、ヒューレットパッカード(HP)のパソコン、ノキアの携帯電話、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)のプレイステーション2などを生産する、とアナリストは見通しを伝えている。