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宏全、中国でペプシの飲料容器受注


ニュース その他製造 作成日:2008年8月13日_記事番号:T00009500

宏全、中国でペプシの飲料容器受注

 
 飲料容器製造の宏全国際は、今年中国市場に参入した米ペプシコ・インクからの受注が決まり、来年の受注規模は初期段階で2,000万~3,000万ケースに上る見通しだ。両社の提携により新たな生産ラインを設立する計画もある。13日付経済日報が報じた。

 ペプシコ社の中国進出は比較的遅く、今後100本の生産ラインが設置され、そのうち60本を外部に委託するとの観測が出ているため、宏全が商機をつかむ可能性もありそうだ。

 中国の飲料市場は、炭酸飲料、ミネラルウォーターに続き、現在茶飲料、果汁などの非炭酸飲料の販売競争が過熱している。宏全は中国の飲料市場は、今後5年で平均30%の成長を遂げるとみている。 

 宏全の7月の連結売上高は、前年比51%増の59億1,000万台湾元(約207億2,000万円)だった。プラスチック材料がコストの15%を占めているため、原油価格が下落すれば粗利益率も上がる見込みだ。証券会社の予測によると、通年の売上高は100億元を突破し、今後2年で120億~150億元まで増加しそうだ。同社の上半期の税引前利益は4億元で、粗利益率は23%に達したとみられる。