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紡織品の08年外貨獲得額、輸出減少で16年ぶり最低か


ニュース その他製造 作成日:2008年8月13日_記事番号:T00009501

紡織品の08年外貨獲得額、輸出減少で16年ぶり最低か

 
 財政部の統計によると、台湾の紡織品輸出額は今年上半期、昨年同期比1.2%減の57億1,000万米ドル、輸入額は昨年同期比6.8%増加の13億5,000万米ドルで、貿易総額は70億6,000万米ドルとなった。紡織品貿易による上半期の外貨獲得額は昨年同期比3.3%減の43億3,000万米ドルで、通年では昨年の89億5,000万米ドルを下回り、過去16年で最低となるという悲観的な見方も出ている。13日付工商時報が伝えた。

 一部の業者によると、輸出額の減退は台湾元高、原料価格高騰および米国サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題の影響による消費の冷え込みなどが原因とされる。下半期は電力料金の値上がりに直面し、需要が好転する兆しが見えない中、台湾元の下落が続いたとしても、外貨獲得額の落ち込みは避けられないとみられる。

 経済部技術処ITIS(産業技術知識サービス計画)も、紡織業者は現在、原料や燃料価格高騰と、消費力の低下による受注減に直面していると指摘している。