ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

工業用紙のオファー価格、今年初の値下げへ


ニュース その他製造 作成日:2008年8月13日_記事番号:T00009503

工業用紙のオファー価格、今年初の値下げへ

 
 製紙大手の正隆紙業と栄成紙業が、8月中に工業用紙オファー価格を値下げすることを表明した。値下げは今年初めてとなる。値下げ幅は1トン当たり約1,000元(約3,500円)の予定だ。13日付工商時報が報じた。
T000095031

 
 工業用紙は今年1、3、5月にそれぞれ1トン当たり1,500元値上げされ、昨年末の1万1,500元から39.13%上昇し1万6,000元となっていた。

 正隆によると、コストの65%を占める原料である古紙の域内オファー価格が下落したことが値下げの理由だ。古紙のオファー価格は7月は1トン6,500元だったが、古紙の輸出制限で8月は4,500元まで下落した。

 業界関係者は、中国・広東省を地盤とする製紙大手、玖龍紙業(ナイン・ドラゴンズ・ペーパー)が昨年末に台湾市場で古紙を大量に購入したことが、域内価格を引き上げ、工業用紙価格上昇の原因になったと指摘している。