ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

IC設計の亜全科技、仮処分執行が間に合わず不渡り


ニュース 電子 作成日:2008年8月13日_記事番号:T00009514

IC設計の亜全科技、仮処分執行が間に合わず不渡り


 7月に手続き上のミスから200万台湾元の不渡りを出したIC設計の亜全科技(ハイマーク)で11日、再び300万元(約1,060万円)の不渡りが発生した。同社は7日に新竹地方法院より支払禁止の仮処分を獲得したが、執行が遅れ11日の期日に間に合わず、資金不足により不渡りとなった。亜全科技は同法院に対し速やかな仮処分執行を求めるとしている。13日付工商時報が報じた。

 また、亜全科技は12日、これまでに新竹地方法院より6件の手形、計1,250万元分について仮処分の裁定を得たと説明した。

 亜全科技によると、8月15日までに1,664万元分の手形が期日を迎えることに加え、返済しなければならない債務が105万元、さらに現金支出250万が予定されているという。しかし8月8日現在で自由になる現金はわずか37万4,000元となっており、不足分は楊欣哲董事長が無利子で同社に貸し出すことになる。

 また同社が非金融機関に振り出した借用書などが950万元あり、今後大株主に対し3,000万元の第三者割当増資を実施して資金を調達し、8月末までに清算したいとしている。