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友達と統宝、AMOLED技術で年内に試作品


ニュース 電子 作成日:2008年8月13日_記事番号:T00009516

友達と統宝、AMOLED技術で年内に試作品

 
 友達光電(AUO)、統宝光電(トポリー・オプトエレクトロニクス)は、次世代のディスプレイ技術として脚光を浴びるアクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)技術を使った次世代パネルの試作品を今年下半期にも発表する予定だ。13日付電子時報が伝えた。

 一連の動きは、携帯電話端末大手のノキアが取引業者選定の条件として、次世代パネルの開発計画を持つことを挙げていることなどが背景にある。

 友達光電は2年前に携帯電話用のAMOLEDパネルの量産化に成功したが、コストが高いために開発を中断していた。しかし、原材料やパネル発光寿命の改善に伴い、AMOLED生産ラインの再開を検討している。同社の陳来助総経理は「技術と設備は整っており、いつでも小型パネルの生産を再開できる」と述べた。

 統宝光電もAMOLEDパネルの量産化に取り組んでおり、下半期に試作品を発表し、来年上半期には2.4インチ、2.6インチの携帯電話用パネルを発売したい構えだ。同社は「実験用の小規模な生産ラインで試験生産を行い、技術の安定性が確保できた段階で量産化の必要があれば、設備を追加導入する必要がある」としている。