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作成日：2008年8月13日_記事番号：T00009518
８月上旬のＩＴパネル価格、製造コストに接近
８月上旬のＩＴ（情報技術）製品向けパネル価格は、モニター向けが15米ドル、ノートパソコン（ノートＰＣ）向けが８米ドル下落し、下落幅は12～14％に上った。価格がコストに接近してきていると市場調査会社、ディスプレイサーチは指摘した。13日付工商時報などが報じた。
17インチモニター向けはコスト80～85米ドルに対し価格が90米ドルに、19インチワイドではコスト85～90米ドルに対し価格は92米ドルになった。
パネルメーカーは既に値下げを止めたり、生産する製品を絞り込むなどの対策に出ている。このため８月下旬には下落幅が５米ドル以内となり、９～10月には減産の効果が現れ、価格下落が止まる可能性があるとディスプレイサーチでは予測している。
ゴールドマンサックス証券は、パネルの生産過剰を受け、第４四半期の価格は中小メーカーのコストラインまで下がるが、来年上半期を谷底に上昇に向かうとの見方を示している。
