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作成日:2008年8月14日_記事番号:T00009526
中国人観光客、五輪後18万人が訪台か
台湾へ観光に訪れる中国人旅行者の数は、7月18日の正式開放から現在まで延べ6,000人を下回り、「期待は幻想だった」との声も上がっているが、北京五輪後には大幅に増える可能性が出ている。中国・海峡両岸旅遊交流協会(海旅会)が台湾海峡両岸観光旅遊協会(台旅会)に示した統計資料によると、年末にかけて出発する台湾ツアーで、中国当局は合計で延べ18万7,000人分の許可を発給していることが分かった。14日付工商時報が報じた。
今年は、中秋節(10月3日)および中国が国慶節の大型連休に入る10月1日前後が、中国人による台湾観光のピークとなるとみられる。
旅行業者によると、現在中国人観光客の平均滞在日数は9日間で、食事、宿泊、交通、ショッピングなどを含めた1人1日当たりの平均消費額は約6,000~7,000台湾元(約2万2,000~2万5,000円)となっている。これに基づいて試算すると、18万人が台湾を観光に訪れるとすれば、100億元以上の消費を台湾にもたらすことになる。
また、現在中国からの台湾ツアー料金は約8,000~1万人民元(約12万8,000~16万円)だが、高すぎるとの声もあり、一部の旅行会社が値下げや滞在日数の短縮で料金の引き下げを図っていて、訪台人数の増加に貢献するとみられる。