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《新型肺炎》コロナワクチン接種対象、6日より全医療関係者へ拡大/台湾


ニュース 医薬 作成日:2021年4月1日_記事番号:T00095369

《新型肺炎》コロナワクチン接種対象、6日より全医療関係者へ拡大/台湾

 中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)は31日、新型コロナウイルス感染症ワクチンの公費接種の対象を、4月6日より医療関係者全員、集中検疫所の職員まで拡大すると発表した。優先順位1位の全員43万人が接種の対象となる。現在対象となっている新型コロナウイルス感染症の治療に当たっている病院の医療従事者など20万人から倍増する。1日付中国時報などが報じた。

 22~30日に接種したのは1万2,605人で、接種率は5.19%。使用している英アストラゼネカ(AZ)製ワクチンの有効期限は6月15日。8週間の間隔を空けて2回接種する必要があるため、4月21日までに5万8,000人に1回目の接種を完了する必要がある。

 優先順位2位の政府機関の防疫対策に従事する職員など9万人への拡大について指揮センター指揮官の陳時中・衛生福利部(衛福部)長は、10日以内に決定すると説明した。

 また、接種できる医療機関を116軒へと、現在の87軒から拡大する予定だ。

ワクチン3回接種で効果持続

 新型コロナウイルス感染症ワクチンの効果が1年、または1年未満でなくなるとの専門家の見解に対し指揮センター専家諮詢小組(専門家諮問グループ)の張上淳・召集人は、3回目の接種などにより、ウイルスの働きを抑える「中和抗体」を増加させることができるとの見方を示した。台湾のワクチン開発メーカーと対応の準備に入っている。