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ガソリンゼロ関税、実施前倒し


ニュース 石油・化学 作成日:2008年8月14日_記事番号:T00009537

ガソリンゼロ関税、実施前倒し


 邱正雄・行政院副院長は13日、財政部と経済部に対し、ガソリン、航空燃料、灯油などの輸入関税(現行10%)を速やかに撤廃することを指示した。関税撤廃により輸入ガソリンが国産ガソリンに対し競争力を持つようになるため、台湾中油と台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)による寡占体制が崩れる可能性がある。14日付経済日報が伝えた。

 財政部は税関輸入税則の改正を決めており、立法院での法案成立後、直ちに関税が撤廃される見通しだ。同税則の改正は当初年内に完了を見込んでいたが、邱副院長の指示で前倒しが決まった。

 李述徳財政部長は「現在加工済みの石油製品の輸入は少ないため、税収への影響はない」と指摘した。

 ガソリン関税は物価対策の一環で6月から半年間の時限措置として、5%に引き下げられている。