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「石化業界の生存競争、1年で決着」=台塑董事長


ニュース 石油・化学 作成日:2008年8月14日_記事番号:T00009539

「石化業界の生存競争、1年で決着」=台塑董事長

 
 李志村台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)董事長は14日、エチレンの生産量が来年以降、世界規模で大きく増加することについて、「来年から悪性の価格競争が発生する。石化業界で展開される生き残り競争は、以前は2年間の時間がかかると思っていたが、今は半年から1年で勝負がつくと考えている」と語った。14日付工商時報が報じた。
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 李董事長によると、世界のエチレンの38.8%(4,876万トン)は日米欧の先進国にある稼働後25年以上の旧式工場で生産されており、これらの工場が10%供給を減らせば、来年以降の新たな生産能力を消化できるという。 過去の事例では、これら旧式工場は、市況の悪化に直面すると生産の一時停止や減産で損失を食い止めるケースが多い。

 台塑は高効率の生産能力を持つ優位さでいかに価格競争を勝ち抜くか、戦略の検討を始めている。
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